副業を解禁する国内企業が増えています。私は副業の推進派です。副業をすることで、いろいろな意味で、会社員生活が充実するのではないかと考えています。
私は30代後半のとき、約5年間、日曜日だけ、タクシー会社の事務所で留守番係のアルバイトをしていました。運転手さんに細かいお金に両替したり、会社にかかってくる電話対応したり、タクシーの予約受付をしたり、そういった雑用でした。本業は外資系企業メーカーの技術職でしたが、まだ収入もあまり高くなく、お小遣い稼ぎの感覚で始めました。その後、本業が忙しくなったため、そのアルバイトは辞めることにしました。
はじめのうちは、副業に巨額の投資をしてはいけません。ある部分気楽に始められて、いつでも辞めることが出来るものから開始することです。大きなリスクを背負う必要はありません。また、本業に悪い影響を及ぼすような副業は避けて下さい。
会社員の副業によるメリット
新しいスキルを身につけられる
本業では得られないスキルが身につけられる可能性があります。実際、副業だということで気楽に始めて、プレッシャーもないので今まで経験しなかったスキルが容易に身につくことがあります。そして副業で得たスキルを本業にも活かすことも可能です。こうなってくると、まさに一石二鳥です。
新しい経験ができる
副業を通していろいろと経験する内容は、上記のスキル同様、本業では経験の出来ない経験であり、この経験は本業にも活かせる可能性が高いと思います。
また、副業を通して新しい自分に気づくことがあるかもしれません。例えば、自分がこの様な才能があったことを知ったとか、不得意と考えていたものが実はそれなりにやれることがわかった、などになります。
リフレッシュできる
本業とは違うことで、副業という軽さもあり、副業をすることによって本業を忘れることができて、結果的にリフレッシュできることがあげられます。また、収入に気にせず『やりたいこと』にチャレンジできるので満足感の向上につながる可能性があります。
新しい人脈ができる
副業を通して、他業界の人や、類似業界の人、新しい人とのつながりができる可能性があります。新しい人脈から、それまで得ることのできなかった情報を知ることが出来るかもしれません。
収入が増える
当然ながら、副業によって得られる収入は+αなので、総収入は増すことになります。
将来の本業になる可能性もある
軽い気持ちで始めた副業が、何年か経ち、軌道に乗り、場合によっては起業したり、独立して本業になる可能性もあります。
会社員の副業における注意点
- 本業以外に副業に時間を取られるということは、休憩や休息の時間が減ることになります。場合によっては睡眠時間がけずられるケースもあるかもしれません。体調管理に気をつけて下さい
- 今まで趣味やスポーツなどに利用していた時間が減ることになり、副業することによるストレスが増してしまうことは避けるべきである
- 本業の機密事項、社外秘などを、副業の領域に漏らしてはいけません。機密事項に対する規律は守って下さい
会社側から見る従業員の副業
社員のスキルアップ
従業員の副業をすることによって得られる新しいスキルに期待しています。スキルアップした社員が会社にさらなる貢献をしてくれることを期待しています。でも、会社は従業員に対して少し都合がよすぎる気がします。
従業員の定着率を向上させる
副業を認める会社に就職を希望する方が増えている様です。よって、副業を認めたことによって、従業員の離職率が改善する様です。「副業を認めない会社 = 時代遅れの会社」という認識がある様です。
私など、正直に言いますと、副業を認める会社は「終身雇用する保証はありません」と言われている様で、少し自分勝手な会社のイメージが少しあったりします。古い人間なのかもしれません。
従業員が退職するリスクが増す
従業員が副業を始め、本業より副業に新しい価値や楽しさを見出してしまい、最終的には退職されてしまうという危機感を持っている様です。でも、副業を認めている以上、仕方がないことだと思います。
従業員の本業でのパフォーマンスが下がる懸念
副業に時間を取られることになり、精神的、肉体的な休息時間が減ることによって、本業に影響することを懸念しているというものです。しかし、多少は仕方ないかな、というのが個人的な考えです。副業によるスキルアップを期待していて、そのスキルが本業で貢献しているのなら、という前提になりますが。
最後に
- 本業に満足され、充実している方は無理して副業をする必要はありません
- なんとなく本業にモヤモヤしている方は、副業をお勧めします。結構リフレッシュしますし、こんな仕事、こんな業界があるのか、等、新しい発見もあると思います
- はじめの副業は気楽に開始して下さい。決して大きなお金を投資することは止めて下さい。軌道に乗った後、本業にするのか、独立するのか、投資するのか、を検討して下さい
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