何かをきっかけに、以前はあった仕事へのやる気が全くなくなるケース、誰にでもありそうですよね。1日の多くを会社に拘束される訳ですから、これは辛いです。
今回は色々なケースについて考えてみます。何か打開する方法が見つかるかもしれません。
やる気を失う原因
上司が変わった
特に前任の上司と非常に相性が良かったりした場合、新しい上司が悪い方ではないにもかかわらず、なぜか精神的に空洞感の様なものが現れてしまったとき。これ、わからないでもないですよね。前任の上司の方に困っている時に助けていただいた、とか、落ち込んでいる時に励ましていただいた、など、非常に恩を感じてしまっているような場合になるのではないでしょうか。
これは人事異動などに伴う、会社員をしていると当たり前に起きることです。感情的には理解できるのですが、新しい上司の方にも失礼になりますので、是非大人としてふるまう努力をしてみて下さい。割り切ることも大切です。
上司と気が合わない
困りましたね。理解は出来ますが、何とか解決しないといけません。少し強引ですが、その気の合わない上司の良いところを無理やり見つけて、悪いところを気にしなくなるように、ご自身の精神を鍛える良い機会だとポジティブに考えチャレンジを試みるのはいかがでしょうか。
こういった状況は、社内のみならず取引先の方ともありそうな話です。社会人は、この対人関係の問題が付き物ですから、逃げてばかりでは本人の為に良くない気もします。ひとつひとつ目の前の障害物を乗り越えて成長することも必要かと思います。
でもそれが無理という方は部署の変更をお願いするというのはどうでしょうか。また、最後の手段は転職を検討することになります。但し、安易な転職は危険ですから、計画を立てて慎重に行動することをお勧めします。
部署が変わった
新しい環境に慣れないことが理由であれば、時が解決してくれるとポジティブに考え、あまり落ち込んでも仕方がないと割り切ってしまうのはどうでしょうか。
部署が変わり、新しい仕事内容が自分に合わないということが理由であれば、これについてもポジティブに考えてみることをお勧めします。どのように考えるのかというと「現在、新しい仕事を通して新たなスキルを身につけている過程であり、これを乗り越えたとき、自分はさらに成長している」と考え、成長したご自身の将来像を描いてみるのはいかがでしょうか。
マンネリ化
毎日が同じことの繰り返しで飽きてしまい毎日がつまらないというものかと思います。ご自身の性格が毎日に刺激が欲しいというものであれば、現在の職種が向いていない可能性があります。この場合は部署の変更などのお願いをしてみるのはどうでしょうか。但し、ご自身にどのようなことをしたいという具体的な意志がないと、また次の部署でも同じことを繰り返す可能性もありますので注意して下さい。転職にしても類似なことが言えます。
疲労の蓄積
日々のストレスや仕事での肉体的な疲労が蓄積されモチベーションが上がらない状態かと思います。これは思い切って有給休暇でも取り睡眠を多くとってみるというのはどうでしょうか。特に中間管理職というポジションでなかなか自分のペースで仕事が出来なくなったりすることで起きる可能性もあります。
正当な人事評価をされていない
少し厳しいコメントですが、会社員の人事評価は第三者(上司)が行うものだと認識して下さい。このケースは自己評価と第三者の評価に大きなギャップがあるときに起きると思います。私自身は第三者による評価で成り立つ人事査定に対し、自己評価というものを照らし合せることはしませんでした。そこに意味を感じなかったからです。
その査定者(上司)と話し合いの場を持ち、何が足りないのか、何が良くないのかを聞き出してください。そしてその第三者の目に基づきご自身の成果を見直し、改善を試みてください。これは会社員としての基本だと考えます。
その第三者の説明内容に納得がいかないようであれば転職を検討するのも仕方がないと考えます。本来、上司というものは、これら査定結果に対し部下を説得、納得させる力量が求められます。場合によっては、力量不足の上司と働いている可能性だってあるわけです。上司はこちらが選ぶことが出来ませんので、部署の移動や転職を検討することはアリかと思います。
やる気が出ない時どうするか
仕事以外でやる気が出るものを探し没頭してみる
いろいろ試してみて、それでもダメだった場合、私は仕事でのやる気はいったん諦めてしまいます。但し、人間は生活の中で何らかのモチベーションや目的が必要なものです。これによって生活の中に活気が出てきますから。
何でも良いと思います。仕事以外で退社後や週末に何かをすることにモチベーションを持ってみるんです。趣味でも良いし、何か資格を取るための勉強でも良いです。副業でも良いかもしれません。これらは新たな生き甲斐になり、仕事はこの生き甲斐のための手段と割り切ってしまうのです。こうすることで、また近い将来、仕事にやる気を感じる日がやって来ると思います。
ご自身をイメチェンしてみる
思い切って髪形を変える。通勤に着るスーツを新しくする。ジャケットを新しくする。眼鏡を変えてみる。この様な単純なことで心の変化が起きるかもしれません。
思い切って大きな買い物をしてしまう
新車を購入する。高級時計を買ってしまう。住宅の購入をしてしまう。もしかするとモチベーションが上がるかもしれません。でも無理しない範囲でお願いします。
最後に
- 仕事をする上で「やる気」はあった方がご自身のためにも、また職場の方達との協調という観点からも良いです
- でもそのやる気が仕事に対して必ず全員が同じレベルであるのかと言えば、その温度差はまちまちかと思います
- 仕事は生活の一部ですが、「仕事で」が難しい場合は「仕事以外で」で問題ありません。ご自身の生活の中に活力が生まれれば良しです
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