自分の雇用はこれからも守られるのか、現在勤務している会社の将来は大丈夫なのか。誰にでも将来を楽観的に考えられない時があります。でもこれって受け身な発想ですよね。「雇われる」ではなくて「勤務してあげる」くらいの厚かましい生き方が必要かもしれません。
会社は絶対に倒産しないと誰も言い切れない
大手企業だって倒産する可能性がある
現在の日本の会社員で『大手企業は絶対に倒産しない』と思っている人はどのくらいいるのでしょうか? 大手企業だって経営状態が悪くなれば、日本企業や外資系企業に買収されたり、最悪は倒産することもあります。
私が新卒で就職した頃、私は「大手企業は絶対に倒産しない」と本気で思っていました(笑) 世の中のことを何も知らない純粋な若者だったのです(笑) しかしその後、バブル崩壊、ニューヨークでの同時多発テロ、リーマンショック、さまざまな出来事が起き、そして日本経済へも影響し、大手企業のリストラ、合併、買収など、私の想像を超えた状況が発生しました。正直、日産自動車がルノーグループになったときは驚きました。
中小企業だから倒産のリスクが高いとは言えない
大手と中小の違いは会社員規模の違いであって、大手企業より利益率の高い中小企業は多くあります。なので会社規模が倒産のリスクを回避するのではなくて、営利団体として堅実に利益を得ているか否かが大切になります。
大手企業の良いところも多くありますが、フレキシビリティという観点では中小企業が優れていると思います。規模が小さい分、判断や実行のスピードが速いと思います。会社というのは傾き始めてからでは立て直しがなかなか難しく、早い経営判断と変化の激しい状況に対する柔軟性が求められます。中小企業だから危ないなんて考えは今では通用しません。
常に最悪を想定した準備をしておく
どのような会社に勤務していようが、突然リストラや最悪倒産の知らせがくるかもしれません。これは残念ながら常に覚悟をしておいた方が良いと思います。戦後の高度成長期の日本でしたら、会社が従業員の雇用を守るという期待ができましたが、現在では自分の身は自分で守る必要があります。会社は従業員を守ってくれないと考えておくぐらいでちょうど良いと思います。
最悪の事態とは、あなたが会社都合という理由で勤務している会社を退職しなくてはならない時です。会社を退職した後どうしますか? 転職、フリー、起業、いずれにせよ、いきなりはどんな方にとっても厳しいと思います。会社員のリスクは会社員という特典を利用して対策をしておくことが最善かと思います。
会社員の立場を上手く使う
仕事を通して専門性を高める
会社での仕事を通してスキルを向上させます。何か自分の強みを職場内で見つけて下さい。他の会社に転職しても即戦力として使える武器を持ってください。
資格をとる
計画的に資格をとることを目的に、会社員をしながら専門学校に通うのも良いし、通信教育もありますね。将来は独立の可能性だってあります。
副業をする
副業をはじめて、慌てずゆっくり育てていく。もしかすると将来の本業の可能性だってありますよね。
起業の準備をする
会社員という立場を利用し、起業の準備をして備えておく。起業のセミナーなどに参加するなどして心構えしておく。
最後に
- 会社員であっても自分の身は自分で守ると心得よ
- 専門的なスキルを仕事を通して身につけておく
- 会社員のリスクは会社員の特典を利用し準備する
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