態度の悪い部下の扱いで手を焼いている上司もいることでしょう。私はたまたまその様なことがないままここまで来れましたので幸運だったのかもしれません。
今回の『態度の悪い部下』とは下記の3つの具体例になります。
- 上司から指摘、注意されるとキレる
- 正当の理由がなく上司の指示に従わない
- 社内の風紀または秩序を乱す行為をする
になります。
基本、解雇にしていいと思います
証拠を集めおいてください
上司はチームの信頼のおけるメンバーに協力してもらってください。態度の悪い部下との会話を録音してください。また、誹謗中傷したり、チーム内の秩序を乱すようなメール等も証拠として集めておいてください。
上司は日記をつけてください。**月**日、~という指示をしたが無視された、の様な内容です。これも証拠になります。
就業規則の確認をしてください
会社の就業規則の「懲戒」の部分に上記の具体例が懲戒対象であると記述されているか確認ください。記述されていない場合は至急就業規則を改定してください。就業規則に明記されているか否かで、万が一、解雇に対して不服として訴訟された場合、負けてしまう場合もありますから注意です。
態度を注意する
「注意したにもかかわらず改善しない」というのも解雇する上で大切な証拠となりますので是非行ってください。会話の録音もお願いします。面倒くさいですが、組織の膿を出すためです。仕方ありませんが負けてはいけません。
退職勧奨をする
いろいろ証拠が集まってきたところで本人を会議室に呼び出し、退職の勧奨をしてください。
ポイントは、
- 必ず2対1で面接する。1対1は絶対にダメです。2のうちの1人がその上司、もう1人は他部門の方でも良いですが、基本は人事の方
- 証拠を語りながら(本人に開示しなくてよいです)、本来は懲戒免職である話をしてください
- 懲戒で会社を去ると、あなたの今後に悪い影響がある場合が考えられるという理由で自主退職を勧めてください
- 会社の判断にもよりますが、自主退職を選択した場合は、退職金割り増しのオプションを付けても良いかと思います
- あまりしつこく退職勧奨をしてはいけない様なのですが、はじめての退職勧奨の際「本日即答はいらないので1週間後に」で終わらせ、1週間後に2回目の退職勧奨を試みてください
- また、退職勧奨後に職場内で再び悪さをした場合は、2対1の面接をし自主退職を改めて勧奨して下さい。場合によっては、その場で懲戒を告げても良いと思います
いつから態度が悪くなったのか
今後のために、いつから態度が悪くなったのか、何かきっかけがあったのか、などを社内で調べておくと良いと思います。
態度が悪い事実があり、懲戒対象である状況は変わりません。しかし会社側に何か問題があり、その様な事態が発生しているのなら改善が必要です。
最後に
- 問題社員への対処は毅然とした態度で行うこと
- 早いアクションは他の社員のモチベーションを下げない
- 必要に応じて弁護士と相談してください
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