私は人事部の経験はありませんが、採用側の部門代表として面接に立ち会います。実際のところ面接でその候補者の方のすべてを見極めることは難しいです。見た瞬間に『あっ、この人だ!!!』で決定してしまうことはまずありません。最終的には何人かの候補者の方達の比較で優劣を決めてきました。今回は採用側は面接中に何を見ているのかを、私の今までの経験でお話しします。
採用側が面接中に見ているもの
志望動機
これがいちばん大事かと思います。志望動機はやる気の源です。どうして当社が良いのか、どうしてこの業界で良いのか。面接中に深堀していき、その候補者の本気度合いを確認していきます。やる気は非常に大切な要素だと考えていまして、やる気があると多少の苦難も乗り越えてくれるだろう、と期待感を持ってしまいます。やる気が本気である方を迎え入れたいです。
会話になっているか
こちらの質問に適切に回答いただき、双方の会話が成り立っているかを確認します。過去には、こちらの質問に答えるというよりは、ご自身の言いたいことを言うタイプの方がいまして、こういう状況ですと会話が成り立たなくなります。アピールしたい気持ちもわからないでもないですが、やはりこちらの質問に的確に答えられる方に良い印象を持ちます。
清潔感
これも大事です。高級ブランドを身につける、という意味ではありません。清潔感のあるビジネススタイルということになります。第一印象とはこの清潔感のことだと思います。
言葉遣い
社会人として適切な言葉遣いを見られます。
不合格になる面接時の態度
立派な経歴でも、最後は人物で決まります。理由は会社という所はチームで働くことになるからです。
- 目を見て話してくれない
- 話が長い
- 明らかに嘘をついている
- 協調性が感じられない
- 自信過剰
- 待遇面ばかりに話がいく
面接時の評価が高くなる態度
候補者の経歴や専門性が多少足りない場合でも、人物が良い方を採用します。
- 活き活きいしている
- 話がおもしろい
- 熱意、情熱を感じる
- ポジティブな発言が多い
- 素直さを感じる
最後に
- 上記のほか、当社カルチャーに馴染むかどうかを見られています
- 過剰な自己アピールは避けること
- 自信をもって臨んで下さい
コメント