仕事が辛い時のメンタル

会社員の日常

仕事が辛くて逃げ出したくなるような時、どういったメンタルで乗り切ってきたのか、私の経験を記述してみたいと思います。どの様な時に仕事が辛いと思うのかというと、自分の力だけでは解決することができない状況に直面した時「辛さ」を感じるのではないかと思います。

仕事が辛いと思うケース

仕事量が多く、定時で退社することが出来ない

残業代が支払われているのであれば、とりあえず良いのですが、サービス残業を強いられるのでしたら、その会社はブラック企業ですから、転職をした方が良いと思います。

でも、なぜ定時で退社出来ない仕事量を任されてしまっているのかを考えてみて下さい。

今のスキルでは定時退社が困難であり、残業が必要である場合

どの様なスキルが不足しているのか分析して、そのスキルを習得するために何をしたらよいのか考え、計画を立て実行してみて下さい。半年後、1年後と、今の仕事を通して成長した自分を見ることが出来ると思います。是非チャレンジしてみて下さい。

そもそも誰が担当しても定時退社出来ない仕事量である場合

残業代が全額支払われている場合、そして本人がそれでもその仕事を通して成長したい、という気持ちで取り組めているのなら良いのですが、このことに辛さを感じている様でしたら、転職をするか、独立するか、退職して新しい仕事に就くことを検討するしかないと思います。

ちなみにその様な会社で、上司に仕事量の調整などの相談はしない方が得策かと思います。その様な仕事の与え方をしている会社は、昨今の常識的観点から問題がある職場と考えられます。恐らくそういった相談を上司にすれば、上司はあなたを「やる気のないダメ社員」と決めつけてくる可能性があり、やぶへびパターンになる可能性大です。

プレッシャーを過度に感じる

重要な仕事を任される場合

会社の重要案件を任されることが多く、それをプレッシャーとして感じてしまっている場合は、何とかポジティブな考え方に切りかえることをお勧めします。この様な仕事を任されるというのは、社内、部署内で期待されている証ですし、この様な仕事を繰り返し処理していくことで、スキルの高い人間になれる可能性が非常に高くなります。

上司がプレッシャーを与えてくる場合

上司が部下に厳しい目標設定をしたり、達成できない場合やミスをしてしまった場合に厳しい説教をしたり、そういった状況がプレッシャーとして過度に感じる場合は、速やかに転職をすることを勧めます。その様な会社で我慢する必要はないと考えます。

ただし、場合によってはあなた自身のスキルが十分でない場合が原因している可能性もありますので、ここは一度冷静に見極めてみて下さい。例えば信頼のおける同じ部署の先輩などに相談してみるのも一つの方法かもしれません。仮にあなた自身のスキルが不足しているのなら、まずは不足しているスキルを身につけることも大切かと思います。

解決に他部門の協力が必要な場合

ひとりで全て完結する仕事ならマイペースで仕事ができて良いのですが、他部門を巻き込んで仕事をすることに辛さを感じてしまうケース。しかしながら、任される仕事が大きなものや、重要なものになればなるほど他部門との協力で達成するものや、全社規模で協力をしあう必要がある場合があります。苦手意識を捨て、前向きな思考で取り組むべきだと思います。会社員として成長することは、そんなに易しいものではありません。苦労して悩んで奮闘しながら、苦手なものを克服して、時には失敗もしながら成長していくものだと考えてみてはどうでしょうか。

職場環境に問題がある

上司や同僚と上手くやれない、会社方針が理解できない、正当に評価されていない、など、職場の環境が原因で辛さを感じるケース。しかし、これは会社に行くのが辛い、もしくは職場環境が辛いのであって、仕事自体が辛いものではないと思うので、該当外とさせていただきますが、この様な職場にいても良いことはないと思うので、この場合も速やかに転職などを検討して良いと思います。

仕事をする上でのマインドセット

仕事は憂鬱でつらいもの

会社は毎日楽しい場所で、笑いが絶えず、みんな和気あいあいで、などのイメージをお持ちの方がいるとしたら、それは間違っています。会社というものは営利団体であり、同業他社との競争に勝ち、お客様から仕事をいただく(注文をいただく)ことで、利益がうまれ成り立っている場所です。そこは競争社会(社外は同業他社、社内は社員同士の出世レース)の場であり、心地いい場所ではありません。常に緊張が走り、まさに戦場となっています。業界によっては少しゆるい職場もありますが、基本的に楽してお金は稼げません。

仮にその様な職場が嫌というのでしたらサラリーマンを廃業して、パートタイムなどで、要はアルバイト生活をしていくしかありません。但し、アルバイトでは高い収入は望めませんし、社会的信用もサラリーマンに比べたら低いものになります。「フリーランスとして生きていく」という選択もありますが、2024年2月の段階で、クラウドワークスの登録者数が600万人に到達しているということですから、登録者の多さはライバルの多さであり、フリーランスとして安定的に収入を得ることは並大抵のことではありません。これを考えるとサラリーマンの方が楽といえば楽かもしれません。

「辛いなんて考える隙間を与えない」と心掛けよ

仕事は楽ではありません。その会社の中でキーマンになればなるほど、重要で、プレッシャーの多い仕事を任されるようになります。それはそれでサラリーマンとして順調に成長しているということでもあります。但し、仕事を辛く感じることも時としてあるかもしれませんが成長のプロセスと解釈しておけば良いと思います。

今まで私の同僚で、仕事のプレッシャーから精神的な病になってしまった人や、会社を去っていった人を見てきました。実は、プレッシャーに強い人って存在していなくて、人間である以上、誰もがプレッシャーに強いわけではありません。但し、ある人にとってプレッシャーであることが、ある人にとってプレッシャーにならない、ということがあります。これは物事に対して得手不得手があるということになります。この得手不得手を減らす方法はあるのでしょうか。こればかりは、いくら読書をしても勉強をしても改善することはほとんどありません。実際、経験を多く積むことでしか解決できないのではないかと考えています。場数を増やすということです。

経験を増やす、場数を増すことで、プレッシャーに慣れてくること期待できます。例えば、20代のうちはプレッシャーに感じていたことが30代になって普通に処理が出来るようになったとか、そういったケースです。

目の前の困難を退治することでひと皮むけて成長をすると信じ、必死に戦っていれば「辛い」などという気持ちは芽生えないと考えています。言いたいことは『自分の成長が楽しい、自分の成長に集中する』これが正しいマインドセットかと思います。「辛い」と思うのでなく、「今回は少し難しい」と思えば良いと思います。

最後に

  • 「成長」とは目の前に現れる困難を解決することで到達できます
  • 目の前の困難から逃げている人生では「成長」は望めません
  • お金を稼ぐことは簡単なことではありません
  • 憂鬱さと仲良くなれた時、一流のビジネスマンということだと思います
  • 我々は所詮人間なので、生まれつき精神力が強い人はいませんが、気持ちの持ち方(マインドセット)が上手な人はいます

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