やる気満々なのは良くわかるけど全く効果的でない人がたまに職場にいます。すごく有能なのですが、そもそも仕事にやる気を感じられない人もいます。やる気は「姿勢」です。有能無能は「能力」です。
「やる気のある無能社員」の特徴
長時間労働を美徳と考える
働くことに対しては意欲的なので常に行動はしています。しかし「その行動の必要性の検討」や「改善意欲」といったものは無いため、単純で一直線に進んでいるだけ。長時間の労働で会社に貢献していると自負しています。
反省ができない
無能なので反省ができません。ですから間違いの繰り返し。失敗から何も学べません。
自分を過大評価している
自分は何でもできる社員と思い込んでいます。よって仕事を抱えてしまう傾向があり、チーム内でシェアしたり、人に協力をお願いしたりができないので、期日に間に合わない場合が多くなります。
自己判断してしまう
上司や先輩に確認せずに仕事を進めてしまいます。自分が一番だと思い込んでいるので、勝手に判断して勝手に進めてしまい、失敗やトラブルを起こします。
「やる気のない有能社員」の特徴
基本的に楽をしたい
仕事は面倒くさいし楽をしたい、と考えています。よって効率よく短期間で処理したり、プロセスや仕組みを改善したりします。怠け者は実は頭をたくさん使っています。
適切な判断力、実行力がある
有能なので、判断や行動に間違いがない。その結果、失敗やトラブルがない。また、普段は怠けているので動かないが、トラブル発生時には適切な対応ができるので周りからも頼りにされている
能力があるから普段は怠けていられる
何ごとも手際よく処理ができているので、時間ができる。サボっている訳でなくて処理が早いので怠けているように見られるが実は違います。
もともとはドイツの軍人が軍事ジョークとして語ったそうです
4つのタイプがある様です
『将校には「利口」、「愚鈍」、「勤勉」、「怠慢」の4つのタイプがいて、多くの将校が2つの特徴を併せ持つ』というものだそうです
- 利口 X 勤勉 (有能な働き者) : 参謀将校向き
- 愚鈍 X 怠慢 (無能な怠け者) : 軍人の90%、ルーチンワーク向き
- 利口 X 怠慢 (有能な怠け者) : 高級指揮官に向く
- 愚鈍 X 勤勉 (無能な働き者) : 責任ある立場に就かせてはいけない
「やる気のある無能社員」は『無能な働き者』に該当し、「やる気のない有能社員」は『有能な怠け者』に該当します。
最後に
- 個人的には「やる気のある有能社員」が職場に多くいるとありがたい
- また「やる気のない有能社員」が職場に多すぎても良くない気はします
- 「やる気のある無能社員」は上司が教育とマネージする必要があります
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