英語のrestructuring (リストラクチャリング、再構築) を略してリストラと言われています。もともとは企業再編、吸収合併などの経営立直しの手法のことを指したものでしたが、日本では「人員削減」という意味合いで使うようになったという理解です。
今回はリストラを前提とした前向きな生き方を考察します。
リストラとは?
リストラが行われるケース
驚きなのが、最近割りと多い「黒字リストラ」です。将来を想定して今のうちにというリストラです。
- 会社業績悪化によるリストラ
- 吸収合併により余剰人員に対しリストラ
- 黒字リストラ(業績が悪くなくても効率化などで将来の余剰人員に対し行う)
過去にリストラを実施した企業
ネットで調べれば会社名、沢山出てきます。下記は私の記憶にあるものです。日本の有名企業です。
- 日産自動車
- ソニー
- 東芝
- パナソニック
- シャープ
- その他多くの大手企業で実施
リストラしない会社
「大手企業に入社する = リストラに合う」と思っておいた方が良いです。なので、リストラに合いたくないのなら中小企業への就職をお勧めします。
リストラ対策
リストラのジレンマ
希望退職、早期退職に応じれば割増し退職金がもらえます。但し、転職が無事にできて、給料が同等を確保できれば、この割増し分はプラスαの収入になります。しかし、ほとんどの場合、リストラの対象が中高年となるので、下記の様な現実があります。
- 転職が難しい
- 転職が出来たとしても給料が下がる
それならと退職に応じず会社に残ったとしても、活躍できる場は用意されないでしょう。会社に残り、安定した給料をいただいたとしても、望まないポジションに移動させられ、やりがいも感じず、つまらない日々が続きます。
考えてみれば、長い間務めた大手企業を辞め、転職が出来たとしても次の会社でやりがいのある仕事に就けるかわかりません。また、会社カルチャーの相性の問題があったりもします。このまま会社に残る方が賢明かと思いますが、会社から不要な人材として見られていることを感じながら毎日を過ごすことは精神的にも辛いと思います。会社に残っても地獄、出ていっても地獄になります。
リストラ対策
先にも触れましたが、大手企業に入社すればリストラは必ず直面すると覚悟しておく必要があります。また、早期退職などの対象者は45歳以上の中高年と考えておいた方が良いです。ベストケースは早期退職制度に応募し、割増し退職金をもらい、転職を成功させることです。もしくは副業として何か事業を開始しておいて、退職と同時に本業にできる準備をしておくことです。
ベストケースを得るために ;
- 入社後サラリーをいただきながら、ガムシャラにご自身の専門性に磨きをかけること(会社員の特権)
- 45歳までに転職市場で価値のある人材になっていること
- 英語スキルは非常に大切です。外資系企業も転職先に検討できるのなら、転職の可能性は増します
- 早期退職による転職に備え、何か資格を取ることも考えて実行する
- 転職でなくフリーもしくは起業を目指す方は、副業を開始しておくこと
最後に
- リストラが嫌なら大手企業に就職しない方が良い
- 大手企業に入社した会社員はリストラ前提とした働き方をし、割増し退職金をいただきハッピーになってください
- 英語力があると外資系企業を転職先候補にできるので有利になる
- これからの会社員はリストラと上手く共存することです
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