給料を上げる方法

以前どこかで見たのですが、20代の会社員に『出世したいか?』の問いに「出世したい」と答えた比率が非常に低かった(20%台?)結果を覚えています。時代は変化し会社員の考え方が多様化していることによる影響なのかと思いました。

正直に言わさせていただきますと、会社員の給料を上げるためにはその組織の中である程度の出世をする必要があります。社長にならないまでも課長や部長レベルにならないとそれなりの給料はいただけないと認識して下さい。

平均給料額が非常に高い会社であれば、社員であるだけでそれなりの額は期待できますが、その様な会社は非常に限られていると言えます。

どうしたら出世するのか?

直属の上司に好かれる

この部分は昔から変わっていません(笑) 古典的な話ですがやはり上司に嫌われたら、ほとんどの会社で出世は遠のきます。会社員に徹し、上司への忠誠を誓う決意が必要です。まずは直属の上司の片腕になることを目指して下さい。ゴマすりをしろではなくて、直属の上司を助ける社員になることです。例えば、皆が関わりたくない難題を積極的に処理し直属の上司の負荷を和らげる、のような感じです。

社内で一目置かれている人に認められる

他部門の方でも良いし、直属の上司より上の方でも良いです。社内の実務上のキーマンです。この方がOKなら全員がOKみたいな方になります。例えば、重要なお客様との間で発生した重大な問題を解決することを積極的に行う。もしくはその様な問題解決の一部分でもいいから関わることが出来れば目につきますよね。ストレスが多く激務になるかもしれませんが、要は会社の危機を救う社員になることです。但し、失敗して重要なお客様を怒らせてしまうような事態になるとそれは逆効果になりますし、あまりにも目立とうとしてワンマンな振舞いを社内でしてもいけません。

聞き上手である

他人の意見を聞ける人、自分の意見と違う意見に対しても聞く耳を持っている人。器の大きさを感じますよね。

何事にも前向きである

ポジティブに解釈し、積極的で常に明るく元気である人。失敗で落ち込むのではなく、失敗から学ぶ姿勢があり、その経験を次の成功に導きたいという前向きな考えが出来る人。何ごとも決して人のせいにしない人。

付き合いが良い

積極的に会社イベントに参加し盛り上げる人。社内の印象は良くなります。あまり盛り上げようとして度を超すことは注意して下さい。

フレキシブルである

初志貫徹と言うと聞こえはいいですが、現代社会の変化の速さに対応するためには、こだわりが強すぎることが判断の間違いを誘う可能性があります。ものごとの流れに上手く乗るためにフレキシブルな考え方は必要になります。これは優柔不断とは違います。

そんなこと出来ない、出世は無理という方へ

思いつくままに「どうしたら出世するのか」を記述しましたが、仕事ができない方は出世できません。有能であり会社に貢献が出来ることが前提です。無能な社員がゴマすりだけで出世するなんて話は無くて、世の中はそんなに甘くありません。でも、性格的に自分にはその様な振舞いは無理だ、でも安定した収入が欲しいという気持ちも理解は出来ます。

将来は独立(起業、フリー)する

定年退職まで勤務するのではなく、例えば40歳で独立をすると目標を定め、会社員をしながら仕事を通して徹底的に自分の専門分野を確立することを目指すのもひとつです。または会社員をしながら専門学校にかよったり通信教育などで資格を取得して独立も良いかもしれません。

但し、独立して安定的な収入を得ることは簡単なことではありません。同業者がひしめいていますから独立には覚悟が必要です。会社員をやりぬくことも容易ではありませんが、個人で安定した収入を得ることも多大な努力と勤勉さが必要になります。

私からは、独立するなら40歳前後くらいまでが良いかなと考えます。理由は、独立して失敗してしまった場合、また会社員に戻るとなったとき、45歳を過ぎると転職が厳しくなってきます。このリスクを考慮して40歳前後と申し上げました。

マイペースで会社員として過ごす

出世はしなくていい、マイペースで行くという生き方もアリですが、私の意見としては、歳をとっても平社員だと、例えば年下の上司に駒として使われたり、周りから少し煙たがれたり(日本は年上に気を使いますから)するかもしれません。居心地が悪くなってくるようで心配です。少人数の会社ですとこの様な生き方の社員が目立ってしまう可能性があるので、できれば大企業だと多くの社員の中に埋もれることができる感じがします。

他人との比較を止め、ご自身のスキルの絶対値を向上することに徹する

もしかすると、社内で1番の何かのスキルを身につけたとき、昇進せざるおえない状況に発展するかもしれません。ダントツの1番になるのです。この従業員に辞められたら会社が困る、という感じです。おそらくこのレベルに到達した社員は、直属の上司も気を使ってくれて、マイペースで会社員生活をおくり、上司に忠誠を誓わなくても出世することができる可能性があります。

最後に