私の個人的な意見は、高すぎても低すぎても良くない、と考えています。また離職率という数字だけで評価することも難しいと思っています。そのあたり、どの様に考えているのか記述してみます。
離職率が低い会社の特徴は?
収入と仕事内容が見合っている
社員に対してこのような事を言ったら失礼かもしれませんが、この辺りは天秤に掛けていると思います。言い方が悪いですが、収入と仕事内容を損得感で見るみたいな。働きながらスキルを身につけることに貪欲なハングリーな方ではありません。でも、誰だって仕事がきつくて給料が安ければ嫌になりますよね。
ストレスの少ない職場
顧客クレームなどの対応で毎日を過ごすのは大変なストレスです。また、製品寿命が短く、常に新しい商品を開発する職場も大変だと思います。同業他社が多く存在する業界などは、サービスの競争激化でこれもストレスの多い仕事かもしれません。
これらをやりがいに感じる人もいると思いますが、多くの人は毎日が平穏であって欲しいと願っています。それだけ仕事以外の要因でストレスを感じる世の中になってしまったのかもしれません。
福利厚生が充実している
これに満足していて離職しない社員も多くいると思います。ただ個人的には、特に若い時は将来のご自身のために、仕事を通して専門性を身につけ、スキルを向上させていくことに集中していただきたいとは思っています。
離職率が高い会社の離職理由で評価が変わる
競争力のある会社の可能性もある
一般的に「離職するは転職する」と考えられます。転職できるということは、それなりのスキルがあることになりますから、スキルが身につく会社の可能性が大いにあるのではないでしょうか。
もうひとつ、離職率の高い会社はいわゆる「ぶらさがり社員」が少ない傾向があると考えます。言い方を変えると、離職率の低い会社には多くの「ぶらさがり社員」がいることを想像してしまいます。「ぶらさがり社員」は、特に若い社員のモチベーションを下げてくれる可能性が高くなります。
成果の低い社員の離職率が高いことは悪いことではない
能力主義、実力主義の会社であると、成果が出せない社員にとっては居心地が良くありません。結局、会社に居づらくなることから離職率が高い可能性もあります。この状況は悪いことだとは思いません。
有能な社員の離職が多いのは問題企業である
例えば離職率が2%だとしても、その2%全員が有能な社員だとしたら大問題です。有能な社員には会社を支えてもらいたいので、これには至急対策が必要です。
昇進の可能性は増す
離職率が高めの会社は、人の流動がある程度ありますから、ポジションに空きができるので、昇進の可能性は増します。
最後に
- 離職率だけで会社の良し悪しを判断するのは危険
- 長く勤務していてもビジネスのスキルが身につかなければただの人になります
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